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代表あいさつ
代表あいさつ

2025年度の会長メッセージ
2025年10月、タイ王国シリキット王太后陛下のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。長年にわたり国民から敬愛され、社会の発展にご尽力された陛下のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2025年は3月にミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震の発生、トランプ政権による高関税政策、カンボジアとの国境問題、そして政権交代など、タイ国の社会・経済・政治に大きな影響を与える出来事が続いた一年間でした。
世界経済においても、保護主義と分断化が拡大する状況に世界各国が適応していく中で世界経済の成長率は減速しています。総合インフレ率は世界全体で減速すると見込まれていますが、一部の国ではインフレ目標を上回っています。不確実性の長期化や保護主義措置の激化は、成長をさらに抑制する可能性があり、加えて高齢化やスキル不足に直面する国々を中心に、今後の成長を阻害することが懸念されています。
かような環境下、当社の主力事業であるPrinter事業は2024年度比で20億バーツ強(21.1%)の増収となりました。全世界のPrinter市場においても前年度比でプラス12%と需要増加の傾向にあります。
多くの企業がペーパーレスなどのデジタル化を推奨しているにもかかわらず、オフィス内での文書、契約書、レポートなどの物理的なコピーに対する継続的なニーズが強く、結果として企業は公式記録やクライアントとのコミュニケーションに高品質な印刷に依存しています。
また、説明責任とコンプライアンス重視のビジネススタイルのもと、その内容を具体的に文書化することが促進され、オフィスがハイブリッドワークモデル(出社と在宅勤務のミックス)を維持する中、自宅での作業に信頼性が高く、高品質で環境に優しいプリンターの必要性がPrinterーの需要を支え続けていると思われます。
自動車関連事業は2024年度比で微増との結果でした。トランプ政権による高関税政策の影響と世界的な半導体不足によるものと思われます。今後、自動車はこれまでの単なる移動手段から、生活やビジネスを支えるプラットフォームへと進化し、新たな価値を創造していくと予想されます。当社の高い技術力・品質力をその新たな価値創造に組み込んでいくことが今後の課題です。
一方で環境への取り組みも重要な企業課題です。既に各工場の使用電力を「再生可能エネルギー由来」に切り替えました。第三工場の屋根には太陽光パネルを設置し、太陽光から作り出したクリーンな電力を生産活動に利用しています。省エネルギーへの取り組み、更なる再生可能エネルギー導入推進、リサイクル推進、など二酸化炭素排出削減に向けてグループ全体で取り組んでいく所存です。
METCOは1987年にタイに進出し、38年が経過いたしました。企業としてさまざま経験を積み重ね、その間株主の皆様をはじめ、多くの関係者のご縁を得て今日に至っております。引き続き当社事業に格別のご支援とご厚情を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
2025年10月
(村元 陽一)
取締役会長




